訪問マッサージで『維持・改善』が期待される5つの効果

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訪問マッサージには、痛みや痺れの緩和以外にもさまざまな効果があるのをご存知ですか?今回はマッサージの効果や、効果が出始めるまでの期間などについてご説明していきます。また訪問マッサージを継続していくためのコツもご紹介しますので、寝たきりになりたくないという方必見です!

訪問マッサージにおける『維持・改善』効果とは?

訪問マッサージの継続で期待できる効果とは、以下のようなものです。

  • 関節拘縮の進行防止と改善
  • 麻痺した筋肉の維持改善
  • 血行不良の改善
  • むくみの改善
  • 精神機能の向上

など

それぞれ詳しく見ていきましょう。

関節拘縮の進行防止と改善

体を動かす時間の減少は筋肉の柔軟性低下につながり、関節の動きは悪くなります。
関節を動かせる範囲が狭くなると私生活に支障が出てご家族の負担も増えます。血行を良くし「筋・腱」などの柔軟性の維持改善が期待できます。

麻痺した筋肉の維持改善

麻痺した筋肉は使わないことによりさらに機能が低下してしまいます。
マッサージと機能訓練を行うことにより維持改善が期待できます。

血行不良の改善

筋機能の低下は血行不良との悪循環をおこしかねません。
マッサージと機能訓練により筋肉の柔軟性を向上させ、血流を改善します。

むくみの改善

心疾患・腎疾患などからの浮腫以外は、運動不足が原因と考えられます。
マッサージや変形徒手はかなり効果が期待できます。足底からリンパに沿って上行する下肢全体への施術を行います。

精神機能の向上

マッサージをしながらコミュニケーションを図ることで、意欲が出てきたりうつ症状や認知症を緩和する働きもあります。
また、血行促進により食欲増進や不眠症に効果が期待できます。

訪問マッサージの効果はいつから出始める?

患者様の症状や施術の頻度、日々の過ごし方によって変わってきますので一概にいつからと言うことはできません。
ただし、施術頻度が高い方が効果を感じやすい傾向があります。週1回ですと現状維持、もしくはもとに戻りやすく、週2~3回ですと改善されやすい傾向にあります。マッサージは寝てるだけと思いがちですが、体力を消耗します。また個人差もありますので、慣れてくるまで最初のひと月は、週に1回、翌月から週2回と徐々に増やしていき、最適な頻度を見つけることをおすすめします。施術頻度は、以下の表を目安に患者様のスケジュールに合わせて決めていきましょう。

1日症状が軽度の方で、ご自身でセルフケアやセルフトレーニングが可能な方
3日痛み・拘縮・麻痺・筋力低下・機能低下などの症状がある方
5日症状が重度の方で、障害認定を受けている方
1週間の訪問回数の目安

訪問マッサージを楽しく継続させるためのコツ

遠慮しないこと。体調が悪い日、気分が乗らない日は遠慮なくお休みください。施術に対してもしっかりとご要望(箇所や強さ)を伝えて下さい。長いお付き合いになるかもしれないのに遠慮は禁物です。日頃人と合う機会が減ってると思いますのでたくさんおしゃべりして下さい。
人間ですからどうしても施術者と合わない事もあります。その時も遠慮せず治療院の相談員やケアマネージャーに相談して施術者や治療院を変更してもらうこともできます。我慢しないこと、遠慮しないこと、無理をしないことが継続させるためのコツです。

効果的な訪問マッサージの活用方法

日々の生活習慣を改善しましょう!

患者様やご家族様からは、訪問マッサージのある日は楽しみで早起きをしている。ヒゲを剃るようになった。部屋を片付けるようになった。身だしなみを整える様になった。とお声を頂きました。訪問マッサージを利用することで生活にはりができ良いリズムの生活が送れるようになっていきます。また施術者は、日々の過ごし方やストレッチのやり方などについてアドバイスをおこないますのでこちらも無理のない範囲で日々の生活に取り入れ習慣化して下さい。
食生活の面においても糖分は控えめにタンパク質は多めにしっかりと食べるように心がけて下さい。また、効果を高めるために訪問リハビリやデイサービスの運動と組み合わせることも有効です。(ケアマネージャーさんに相談してみてください。)

訪問マッサージは嬉しい効果がたくさん!
正しい方法で継続しよう

訪問マッサージは、痛みや痺れといった症状の改善だけでなく、心身にともに良い効果をもたらしてくれます。効果を実感するためには、無理なく継続することが大切です。初めは週一回軽めの施術からはじめ、無理なく行っていきましょう。
続けていくことで、いつの間にか生活習慣の改善もみられ、その効果を少しずつ実感できる日が来るでしょう。

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